


先日、私の個人的な月例行事である、「笠間稲荷神社」訪問の後、笠間市稲田にある「浄土真宗別格本山・西念寺(稲田御坊)」を訪れました。
この地は、親鸞聖人が流罪赦免後に下向し、約20年にわたり草庵を結んだ場所と伝えられています。ここでの滞在中に、『教行信証』の構想や草稿が始まったとも語られ、西念寺は「浄土真宗立教開宗の聖地」「発祥の地」と呼ばれてきました。
ただし、「発祥」という言葉は一義的ではありません。宗派としての浄土真宗は、親鸞の思想形成、弟子たちによる継承、そして後世の教団化という、長い時間の積み重ねによって形づくられています。その意味で、稲田は「すべてが完成した場所」というより、**思想が深く沈殿し、形を持ちはじめた原点の一つ**と捉える方が自然なのかもしれません。
実際に立ってみると、ここは教義を宣言する場というより、思索と信の呼吸が静かに続いていた場所だと感じました。
「発祥とは何か」を、改めて考えさせられるお寺でした。
変わった銀杏の実がなることでも有名ですよ!
それにしても、笠間は奥が深いですね!