四季の玉手箱

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卑弥呼とは何者だったのか 第1回


本日より新たなシリーズを始めます。全8回を予定しています。
シリーズ
卑弥呼とは何者だったのか 
第1回 中国史書に突然現れる「倭の女王」
私たちは「卑弥呼」という名前をよく知っています。
学校でも学び、古代史の話題でも頻繁に登場します。
しかし、よく考えてみると不思議なことがあります。
それは――
卑弥呼という人物が、日本の歴史書には登場しないということです。
『古事記』にも、
『日本書紀』にも、
卑弥呼の名前はありません。
ところが一方で、中国の歴史書には、はっきりと記録されています。
三世紀、中国の史書『魏志倭人伝』には、こう記されています。
倭国に卑弥呼という女王があり、鬼道をもって衆を惑わす。
さらに、男王の時代に争乱が続いたため、人々は共に一人の女子を立てて王とした。
つまり卑弥呼とは、
倭国の人々によって「共立」された女王だったのです。
ここで一つの疑問が生まれます。
なぜ、日本の歴史書は
この重要な人物を記さなかったのでしょうか。
そもそも卑弥呼とは、
• 実在の人物だったのか
• 祭祀王だったのか
• それとも別の名で記紀に残っているのか
卑弥呼をめぐる謎は、
古代史最大のテーマの一つと言われています。
このシリーズでは、
『魏志倭人伝』という史料を手がかりに、
卑弥呼という存在を、あらためて静かに見つめてみたいと思います。
古代日本に、
本当に「卑弥呼」という女王は存在したのか。
その問いから、すべてが始まります。
(続く)
次回もお楽しみに。
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